2022-03-27から1日間の記事一覧

日本音楽-能の歴史①(散楽~大成期)

能の歴史 奈良時代に大陸から輸入された散楽(さんがく)は、曲芸、軽業、奇術、歌舞などの雑多な芸能であったが、平安時代には滑稽な物真似が主流となり、猿楽(さるがく)と呼ばれ、時代を経て台詞喜劇としての狂言と、まじめな歌舞劇の能に分化していく。 今…

日本音楽ー能

能楽ー中世成立の楽劇 能楽・・・能+狂言。 能→狂言→能というふうに能の合間に狂言が上演され、この2つを一括して「能楽」と呼ぶ。 能とは? 日本の伝統芸能。 仮面(面)をつけた役者が、独特の抑揚をつけてコトバ(詞)を語り、演じ、舞う音楽仮面劇。 地謡(…

日本音楽-導入

「日本音楽」という概念 日本音楽の範囲を「沖縄、アイヌ・ギリヤーク・オロッコを含む伝統音楽、および近代以降に日本人によって作曲された音楽」とする。 日本音楽のとらえ方 日本音楽はよくわからないという人が多い。 次の➀~⑨は「日本音楽が理解しにく…